2023年度の慶應義塾幼稚舎の倍率は9.9倍と、前年度の10.3倍を下回りましたが、倍率では測れないほど格別の人気を誇る学校です。
慶應義塾幼稚舎の人気は単に受験なしで慶應義塾大学に進学できるということではありません。
本日は、周りの幼稚舎出身者の意見も参考にしながら、そのメリットとデメリットを考えてみました。
目次
慶應義塾幼稚舎のメリット
まずは、慶應義塾幼稚舎のメリットです。
- 2024年に創立150周年を迎える日本を代表する伝統校という唯一無二の環境
- 圧倒的なブランド力
- 自由な校風の恵まれた一貫教育の中で、習い事に精を出し、個性や才能を存分に磨くことができる
- 福沢諭吉の教えを大切にしながらも、iCT教育や少人数制授業など新しいことは積極的に取り入れている
- 6年間クラス替えがなく同じ担任が児童一人ひとりの成長を見守り対応できる
- 一生モノの友人関係、強固な人脈を築くことができる
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慶應義塾幼稚舎のデメリット
次に慶應義塾幼稚舎のデメリットです。
- 勉強面でのフォローがなく自己責任(家庭の責任)。
- 勉強面でわりと緩い環境にあるため、中学以降苦労することがある。外部生と学力の差が出てしまう。実際中学で肩叩きに合う幼稚舎生もいる。
- 医学部へ内部進学を狙う開業医家庭も多いが枠の限られた内部進学を狙うのは至難の業。
- クラス替えがなく、合わない教師・クラスメイトにあたった際に逃げ場がない。
- 自由に育ち過ぎてしまう人もいる。
まとめ
メリット、デメリットのまとめ
特に多く聞かれたメリット、デメリットです。
①メリット
②デメリット
今回の記事を書いた理由
私の知る幼稚舎出身者は、類稀なる才能を発揮して素晴らしい活躍をしている方もいれば、企業勤めが合わないからと定職につかずいつまでも自由を満喫している方もいます。
“独立自尊”の教えが染み込み、組織にぶら下がって生きる会社勤めを苦手とする人もいるのかなとも感じます。
このように幼稚舎という唯一無二の環境がプラスに作用することもあれば、マイナスに作用することも大いにあるのだと感じます。
この記事を書いたのは、決して幼稚舎にネガティブな印象を与えたいわけではありません。
以前、幼児教室に一千万近くをつぎこんだ末に幼稚舎に落ちたというとある母親が
「幼稚舎にさえ行ければ(親子共に)最高の人生だったのに!」
と何年間も愚痴をこぼしているのを耳にし、入学さえすれば素晴らしい人生が歩めるという考えはどうかと考えて、今回の記事を書いた次第です。
すみれママ
まあ一千万もつぎ込めば何年も愚痴りたくもなりますが…
参考になれば幸いです。
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