公立小学校があるのに、なぜわざわざ私立小学校を受験させるのか。
私立小学校受験は金銭的な負担はもちろん、就学前の幼児に受験の準備をさせることは、体力的にも精神的にも親子共に大変な苦労を伴います。
そんな負担が大きい私立のお受験ですが、近年受験者数が増えています。
そこで本日は、お受験をさせる理由を色々とかき集めてみました。
近所の公立小学校が荒れている
私立をお受験する理由ランキングを作るとしたら、「公立回避」が1位だと思いますが、公立回避をする理由の最たるものがこれです。
どうしても地域の小学生の悪い面が目についたり、悪い噂が色々と聞こえてきます。
このような学区の小学校への不安から、私立を受験しようと考える方が多いようです。
自身が卒業した公立小学校が荒れていた
色々な方のお受験ブログを拝見しましたが、ご自身が学級崩壊やいじめなど荒れた小学校を経験したために、「子どもには良い環境を与えたい」と望んでいる方が多く見られました。
学級崩壊が社会問題となったのが1990年代後半。ちょうど私たちお受験世帯の親たちが学生時代だった頃ですね。公立に苦い思い出のある方がわりと多いのはそのせいなのでしょうか。
特色のある教育を行っている
宗教をベースにした道徳教育、充実した体験学習、オリジナルの作文の授業など、私立ならではの教育に魅力を感じて受験をするケースです。
特に最近では、公立小学校よりも進んだ英語教育を打ち出している学校の人気が高まっています。
質の高い教育を受けさせたい
丁寧な指導、指導意欲の高い教員、独自のレベルの高い教材など私立小学校の方がより質の高い教育を期待できます。
入試を突破した学習意欲が高い児童が集まるので、教員もそのレベルに応じた授業をすることがてきるというのもメリットの一つです。
同じ価値観を持つ家庭が多く安心
公立小学校は単に同じ地域に住んでいるというだけで色々な家庭がいます。
そに対して私立小学校には、教育感や金銭感覚が似通った家庭が集まります。
多様性が大切なのは分かるけど、やっぱり価値観の似通った家庭が多い環境は安心だよね
一生モノの友人関係を築いてほしい
私立小学校には同じ価値観を持つ家庭が多いため、子どもたちもその中で良い交友関係を築きやすいです。
特に長い年月を共に過ごす一貫校では、一生涯の友人関係を築きやすいでしょう。
大学受験回避
自身の大学受験の苦い思い出から、大学までの一貫校でのびのびと好きなことに取り組んでほしいと願う親は多いです。
先行きが不透明な時代で今後さらなる大学入試制度の変更もあるかもしれません。
そのような不安からも大学受験を回避できる大学附属が人気です。
中学受験回避
加熱する中学受験に疑問を抱いて小学校受験をするという家庭が増えているそうです。
共働きだから長丁場になる中学受験はムリ。準備期間が短い小学校受験にするわ
空前の中学受験ブームを背景に、ますますそういう家庭が増えることでしょう。
中学受験のため
こちらは逆に中学受験のために受験に強い私立小学校に行かせるという選択です。
自身が私立小学校出身だから
私立小学校出身者は自分と同じ学校に入れたい、もしくは自分と同じような教育環境を与えてあげたいと考えるもの。
そのため「私立の子は私立」になるようです。
嫁入り道具として
ご立派な嫁ぎ先に恥じない学歴を与えよう…という考え方ですね。
嫁入り道具として高価な着物や箪笥を与えるよりも喜ばれるかも…
ブランド力があるから
単なる学歴を越えて、エリートやお嬢様などの肩書となりうるような強いブランド力を持つ小学校があります。
そういったブランド力への憧れからお受験をするという方もいます。
幼稚舎、憧れるな〜!
…..
受験自体が子どもの成長になる
幅広い試験が行われる小学校受験の対策では、思考力を鍛える問題をしたり、運動面や巧緻性、生活能力まであらゆる面を伸ばします。
その受験自体が子どもにとって有意義だとして受験を決意した人もいました。
色々集めてみましたが、もし他にあるよ〜というのがあればぜひ教えてください。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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