【2024年度入試】お受験バブル崩壊？受験者数が減少した私立小学校まとめ

コロナ渦に急激に高まった私立小学校人気ですが、2024年度の入学試験ではどの学校も軒並み受験者数が減少しました。

減少数が多い学校はどこなのでしょうか。なぜ一気に減少に転じたのでしょうか。

志願者数が減少した学校一覧

現時点で公開されている情報をもとに、志願者数の減少が大きい順にまとめました。

小学校名	2024年度志願者数	昨年度 比
早稲田実業学校初等部	1150名	△142
西武学園文理小学校	650名	△133
成蹊小学校	610名	△112
東京農業大学稲花小学校	879名	△110
東京都市大学付属小学校	479名	△110
日出学園小学校	183名	△83
桐朋小学校	544名	△70
淑徳小学校	235名	△66
桐朋学園小学校	646名	△62
品川翔英小学校	117名	△61
成城学園初等学校	371名	△59
横浜雙葉小学校	343名	△59
相模女子大学小学部	89名	△57
慶應義塾横浜初等部	1429名	△56
宝仙学園小学校	159名	△55
田園調布雙葉小学校	280名	△50
昭和女子大学附属昭和小学校	862名	△48
立教女学院小学校	544名	△47
暁星小学校	544名	△46
東京女学館小学校	424名	△42
学習院初等科	740名	△40
日本女子大学附属豊明小学校	327名	△37
桐蔭学園小学校	480名	△37
国立学園小学校	262名	△35
清泉小学校	144名	△34
青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校	301名	△33
光塩女子学院初等科	284名	△30
武蔵野東小学校	93名	△29
聖心女子学院初等科	419名	△28
湘南学園小学校	132名	△24
聖ドミニコ学園小学校	382名	△21
川村小学校	579名	△21
啓明学園初等学校	44名	△14
星野学園小学校	259名	△11
聖徳大学附属小学校	76名	△9
トキワ松学園小学校	140名	△8
菅生学園初等学校	33名	△6
聖マリア小学校	18名	△4
文教大学付属小学校	180名	△1

100名以上志願者数を減らしたのは、早稲田実業学校初等部、西武学園文理小学校、成蹊小学校、東京農業大学稲花小学校、東京都市大学付属小学校でした。

志願者数減少の理由

それでは減少の理由を考察していきましょう。

理由①　コロナ前の水準に戻った

一部の学校を除いては、コロナ渦にかなり志願者数を増やし過ぎており、コロナ前の水準に近付いただけというのが理由に思います。

理由②　難関校

成蹊小学校、農大稲花小学校、桐朋小学校など、高倍率の難関校が志願者数を大きく減らしました。

中学受験では難関校よりも手堅い中堅校の志願者数が増えたと聞きますが、同じ現象が小学校受験でも当てはまっているのではないでしょうか。

理由③　個別の事情

モンペのクレーム問題、大麻所持での逮捕、系列中学の偏差値低下…こういった問題・話題の影響が出ていると思われます。

理由④　経済的理由

しかし洗足学園小学校は2024年度も志願者数を前年度比+48名、さとえ学園小学校も+49名という人気ぶりなので、中学受験回避の傾向にあったと言い切ることはできません。

ただ、最近の世界情勢や物価高などによる将来不安の増大により、受験を断念した家庭も少なくなかったのは事実のようです。

他の学校に関しては情報が出次第、順次追記していきます。