先日東京農業大学稲花小学校のオンライン説明会に参加した記事をアップしましたが、今回は説明会でお話のあった卒業後の進路について詳しく紹介します。
この記事では、こんなことが分かります。
卒業後は誰でも東京農業大学第一高等学校中等部へ内部進学できるの?
内部進学の基準は?
東京農業大学第一高等学校中等部の偏差値は高い?
中学受験をして他校に進学することはできるの?
東京農業大学第一高等学校中等部への内部進学条件
校長先生の推薦が必要
東京農業大学稲花小学校卒業後、東京農業大学第一高等学校中等部へ内部進学をすることが想定されていますが、それには校長先生の推薦が必要です。
説明会の中で校長先生はこのようにおっしゃっていました。
- 中等部へ行けるだけの学力を身につけさせるようにしている。
- 校長の推薦が必要としているが、校長として行かせないようにするのではなく、なるべく皆が行けるように指導する立場である。
内部進学に必要な学力
小学校から附属中学へ内部進学する場合、この3つのパターンがあります。
- 問題のない限り進学できる学校
- ある程度の成績が必要な学校
- 内部試験に合格しなければならない学校
以前このブログでも紹介した洗足学園小学校では、内部試験に合格する必要があるということでした。東京農業大学稲花小学校ではそのような内部進学のための内部試験があるとは言われていません。
校長先生は「皆に中等部へ行ってほしい」とおっしゃっていることだし、厳しい進学要件もなさそうです。
……が、校長先生は「中等部はお勉強を結構させる学校なので、ついていけるだけの学力が必要」ともおっしゃっていました。
東京農業大学第一高等学校中等部の偏差値と内部進学対策
東京農業大学第一高等学校中等部の偏差値
東京農業大学第一高等学校中等部の偏差値は四谷大塚によると男子が59、女子が64となっています。
東京農業大学第一高等学校中等部への内部進学対策
つまり、東京農業大学第一高等学校中等部に合格した外部生は、しっかりと塾に通って中学受験対策をし、高い学力を身につけているに違いありません。

じゃあ稲花小の生徒もしっかり塾通いをして学力をつけないといけないのでは?
と思いましたが、校長先生は説明会の中で「塾に行ってほしくない」ということをおっしゃっていました。
厳しい中学受験を潜り抜けた中等部の生徒と机を並べるだけの学力を、学校のみで身につけるというのは、中々大変なのではないかと想像しますが、校長先生がそうおっしゃっている以上、学校にお任せという形で良いのかなと思います。
外部受験について
外部受験の可否
東京農業大学稲花小学校を卒業後に、他の中学校へ進学することは可能です。
教育熱心な家庭が多いと思いますので、中学受験を考える家庭は一定数いるでしょう。
外部受験の際の内部進学権利
しかし、外部受験をする場合は、東京農業大学第一高等学校中等部への内部進学の権利は喪失します。
厳しいように感じますが、これは他校でも同様のようなので、仕方ないかなと思います。
また中学受験校ではないので、中学受験校のように行事や通塾への配慮等は難しいかもしれません。
新設校のためまだ実績がなく、中学受験の割合や配慮についての詳細は不明です。
さいごに
新設校である東京農業大学稲花小学校は、現時点で1~4年生までしかおらず、初めての卒業生が出るのが2025年3月です。卒業生が出てようやく、中等部との学力差について分かるようになります。そこで内部進学基準の見直しなどもあるでしょう。
また中学受験組がどれくらいいるのかも、そこでようやく分かるでしょう。
それまでモヤモヤした感じを抱かずにはいられませんが、こればかりは新設校なので仕方ありませんよね。
説明会でしっかりと情報を公開して下さる学校のようですので、今後の情報に注視したいと思います。
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