【オンライン説明会】東京農大稲花小学校のレポート。PTAやアフタースクールは?

先日、東京農業大学稲花小学校のオンライン説明会に参加しました。

2日間、3回にわたってzoomウェビナーで行われた今回の説明会は、1回につき定員400名のところ、なんとほぼ満員だったそうです。

年長児の入試が終わったばかりなので、参加者は当然年中児以下の家庭ばかりでしょうが、あまりの人気の高さに驚かされます。

それでは今回の説明会についてレポートします。




目次

説明会の概要

東京農業大学稲花小学校の説明会では、大きく分けてこの3つのお話がありました。

  • 稲花小学校の理念とその具現化
  • 稲花小学校における教育支援
  • 今秋の入学試験に向けて

2023年第一回説明会ということで、まずは母体である東京農業大学についてのお話から始まり、小学校設立の趣旨、教育理念、教育方針、カリキュラムの特徴といった基本的な説明。このあたりはHPで詳しく説明がされていますね。

そして稲花小学校の特徴である、体験学習、食育、アフタースクールなどのお話がありました。

入試については、感染症防止対策のことや、オンライン面接、面接票についての簡単な言及もありました。

それでは、説明会の中で気になったところを紹介します。




体験学習と専門教員による授業

東京農業大学稲花小学校では、体験学習をただ「楽しかった!」で終わらせるのではなく一生役立つ学力にするため、東京農大の教員などから専門的な知識をわかりやすく学んだあとで体験学習に入るのだそうです。

他にも大学教員や専門家から雑草学、昆虫学、亜熱帯農学(校長先生による授業だそうです)などを学べる機会も設けているのだとか。

この辺は文系の私にとっては眩しすぎるお話しでした。

お受験パパ

我が子を絶対理系にするぞ

と考えている方にとっては最適な環境ですよね。

アフタースクール

東京農業大学稲花小学校のアフタースクールのお話についてまとめました。

  • 人数や学年による制限なし
  • 長期休暇中も利用可能
  • 保護者の就労要件は問わない
  • 学校は利用を推奨している
  • 99%の生徒が利用登録中
  • 平日の利用生徒数は60~90人。休暇中で多い時は100名ほど利用することも

誰でも利用でき、むしろ利用を推奨とのこと。これは驚きですね。

私学のアフタースクールについても、就労証明書を用意したり面倒な事前手続きがあったり、また人数制限が厳しいというところもあると聞いていましたが、こちらなら気軽に利用できそうですね。




食育と給食

東京農業大学稲花小学校は週5日完全給食です。自分たちで収穫した野菜を給食にしたり、パワーポイントを使って今日の献立から食や栄養について学ぶそうです。

このように、東京農業大学稲花小学校では、給食も学びの一環です。

重篤なアレルギーで給食が食べられない場合、その学びができないということ。そういった方は考えてほしい(つまり受験を控えた方が良い)とおっしゃっていました。

いくつかのアレルギーにはきちんと対応してくださるそうです。

PTAがない

東京農業大学稲花小学校にはPTAはありません。

その代わりに「教育後援会」というものがあるそうです。

それを聞いた瞬間、

お受験パパ

なんだ。PTAが名前を変えただけじゃないの?
面倒くさいのは結局一緒でしょ?

と思ってしまいました。実際にそういう学校もあるそうなので…。

しかし、稲花小学校の教育後援会の役員は立候補制で、毎年定員を超えた人数が立候補するのでお断りをしなければならない状況だとか。

さらに、強制的に参加するイベントなどはなく、参加は自由とのこと。

具体的な活動例として、1年生の芋ほりの企画・実行などのイベントを行ってもらったという話がありました。




オンライン面接

東京農業大学稲花小学校では、自宅でzoomを使ったオンライン面接を行っているのが特徴です。

面接では、児童の生活、家庭の教育観、日常的な親子の関わり方が見られます。親子の関わりについては、自宅にある好きな絵本の読み聞かせをさせて見るそうです。

面接質問票や面接には「正解はない」「学校と家庭のミスマッチを防ぐために考えを知りたい」というお話でした。




卒業後の進路

進路については別記事でアップしたのでこちらもご覧ください。

まとめ

東京農業大学の教育理念は「実学主義」。それが説明会の随所に感じられました。

私学でよくある「心の教育」と言うお話も一切ありませんでした。その点については、女児を持つ親の身としては、ちょっと物足りなさを感じました。

他校に比べ、無駄なく合理的で分かりやすい学校というイメージを抱きました。

縁故を好み、どこかベールに包まれたような敷居の高さを感じる私立小学校が少なくない中、このような合理的で明快な学校に人気集まるのも頷けますね。




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この記事を書いた人

元塾講師、学校職員。
子どもの小学校受験の経験から
知育やお受験について発信しています。

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