先日、玉川学園小学部のオンライン説明会に参加しました。
玉川学園小学部の説明会は約2時間に渡って行われ、前半は教育部長から玉川の教育についての説明会、後半は授業のライブ映像を視聴しました。
玉川学園といえば、「セレブ学校」「英語に強い」など言われますが、実際はどうなのでしょうか?
説明会の内容や感想をレポートします。
説明会の内容
広大なキャンパスのドローン映像
幼稚園から大学院まで1キャンパスで学ぶ玉川学園。
敷地面積は61万平米もあるとのこと。緑に囲まれた広大な学園の敷地を撮影したドローン映像を視聴しました。
東京ドーム数十個分…?もう広すぎてよく分かりません。
敷地内にはプラネタリウムなどもあり、設備が大変充実していることが伺えます。
とにかく圧巻のキャンパスでした。
なんとこのキャンパス内では土器が出土されたり竪穴住居跡が見つかったりしているそうです。驚きのエピソードですが、この広さならありえるのかもしれませんね。
創立者小原國芳について
昭和4年に玉川学園を開校した小原國芳先生。
一つでも多くの夢を持ってほしいという願いを込めた小原先生直筆の”一画多い夢の書”の紹介がありました。
「私たち玉川っ子は、この夢に込められた創立者の想いを大切に今でもしております」というお話しでした。
夢に向かって努力することの大切さを伝えるプロジェクトとして、競泳オリンピックメダリストや元サッカー日本代表選手による授業が行われたことが紹介されていました。
小原國芳先生について学ぶなら
ホンモノに触れる学び
小原國芳先生は「ホンモノに触れさせなさい」とよくおっしゃっていたそうです。
ホンモノこそが最高の教材ということで、生徒には様々な”ホンモノ”に触れる機会を与えているようです。
説明会ではこれらの写真が紹介されました。
- 学内の建物の改築の時に発見された竪穴式住居跡の見学
- ハロウィン用の巨大カボチャの収穫
- ミツバチの分蜂の様子の見学
また小原先生は「世界一の先生にスキーを習いたい」という生徒の要望を聞き入れ、すぐに国際電話を入れてスキーの第一人者をオーストリアから招聘したというエピソードの紹介もありました。
国際教育
玉川学園は国際教育に力を入れており国際バカロレア認定校です。
玉川学園小学部にはJPクラスとEPクラスの二種類のクラスがあります。
説明会でのお話をもとにその違いをまとめました。
JP(Japanese predominant)クラス
- 各教科を日本語で学ぶクラス
- 英語の授業は週に1時間
- 英語はクラスを半分に分けた15名ほどで授業を実施している
- 外国籍の先生によるオールイングリッシュの英語の授業
EP (English predominant)クラス
- 各教科を英語で学ぶクラス
- 1年次には英語のレベル別に4,5グループのレベル別に分けて授業を実施している。
- 外国籍の先生によるオールイングリッシュの授業。
なお、EPクラスは5年生までで、6年生からは国際バカロレアクラスになります。
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延長教育プログラム
これは他校でいうアフタースクールです。
玉川学園小学部の延長教育プログラムには、レゴスクール、そろばん、英語、音楽、サッカー、水泳、バレエ、チアダンス、英会話、ゴルフ、日本舞踊、アート、ボルタリングなど豊富な講座の受講ができるそうです。
授業のライブ映像
各学年の先生が教室を回り、授業の様子を撮影し、生徒にインタビューなどもしていました。
JPクラス、EPクラスの様子や、野菜を育てるテラス、図書コーナー、キャンパスで出土された土器(!!)などの充実した付帯施設も見ることができました。
ハイレベルな英語の授業やEPクラスには大変興味を惹かれました。
説明会の感想
授業や生徒の様子も見ることができ、情報量の多いオンライン説明会でした。
玉川学園小学部がセレブと言われる理由も頷けるエピソードも多々あり、庶民の私はそれに対していちいち驚かされましたね…。
ホンモノに触れる教育や国際教育に力を入れる学校は多くありますが、その点に関しては、玉川学園小学校は他校よりも抜きんでているように思います。
ただ、このように大変恵まれた環境での伸び伸びとした一貫教育の下、生徒がどのように成長し、社会で活躍していくのか。力を入れているバイリンガル教育がどのように活かされているのか。
中等部の偏差値の低さや難関大学進学実績があまり振るわないことからも、どうしてもそのあたりが気になりました。
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