こちらのページでは、慶應義塾の各高校からの医学部内部進学についてまとめてみました。
以前芦田愛菜ちゃんが内部進学するのではないかと話題になった慶應義塾大学医学部。
医学部に無試験で進学できることへの羨望の声に対して、「慶応の医学部に内部進学するのは至難の業」という声も多く聞こえました。
内部進学はどれほど難しいのでしょうか。
私大最高峰の難易度を誇る慶應義塾大学医学部の内部進学の道を探ってみました。
慶應義塾大学医学部の基本情報
偏差値
72.5 :私大医学部ではトップの難易度です
参照:河合塾 https://www.keinet.ne.jp/
学費
初年度納入金 3,873,350円
2〜6年次 3,673,250円
6年間の合計 22,239,600円
学生数
674名(男492名、女182名)
※2022年5月1日発表分
一般入試枠
110名(一般選抜、帰国生入試、外国人留学生入試)
附属高校からの内部推薦実績
2022年度推薦実績
慶應義塾大学附属の各高校へ慶應義塾大学医学部の内部進学枠が与えられています。
2022年度卒業生の推薦実績です。(慶應女子のみ2021年度の推薦実績)
医学部推薦者数 | 卒業生 | |
慶應義塾高等学校 | 22名 | 724名 |
慶應義塾志木高等学校 | 7名 | 237名 |
慶應義塾湘南藤沢高等部 | 7名 | 232名 |
慶應義塾女子高等学校 | 5名(※2021年度の推薦数) | 定員192名 |
慶應医学部への推薦者数は比較的多い
生徒数が多い慶應義塾高等学校では22名、志木、湘南藤沢からは7名ずつ、女子高等学校からは5名が慶應義塾大学医学部へ内部推薦者がありました。
各校共に3%前後が医学部への推薦枠を保有しているということになります。 他の学部に比べると推薦者数は少ないです。
しかし、医学部への内部進学枠が3%というのは、他校と比べると大変多い数字なののです。
帝京大学医学部や日本大学医学部などへも、附属の高等学校から内部進学する道がありますが、実際に進学できる生徒はほとんどおらず、数年に1人という場合もあるそうです。
その点、慶應の場合毎年一定数が医学部に内部進学しているので、医学部に内部進学しやすいのではないかと考えることも出来そうですよね。
医学部内部進学を狙う生徒
慶應義塾の各附属校は偏差値も高く、優秀な生徒が入学します。
慶應の小学校受験は日本一の難関ですし、中学入試では御三家を蹴って入学する生徒もいるほどです。
また学費も高く富裕層が多いので、医師家庭も多いです。医学部に内部進学してほしいと願う親御さんは多くいます。
幼稚舎には医師家庭の子弟が集められたOクラスというのもあるっていうね。
もちろん勉強だけではなく、体育や音楽などを含むすべての科目で高い評定をキープしなければなりません。
レベルの高い慶應生の中で推薦を勝ち取るのは大変難しく、内部進学できるほど優秀であるなら国公立大学の医学部も狙えます。
また、内部進学狙いだと受験に関係ない科目にまで全力を注がなければならないので、他大学も両方を狙うというのはかなり難しいでしょう。
早い段階から外部受験を目指して鉄緑会などの進学塾に通う生徒もいるそうです。
内部進学も外部受験もと二兎追うのは難しいのね…
まとめ
本日は慶應義塾の各高校からの医学部内部進学について考察しました。
最後に、これまでの内容をまとめます。
・慶應義塾の附属高校から3%前後が医学部へ内部進学している
・受験に必要のない科目でも好成績を修めなければならなず、レベルの高い慶應生の中で推薦を勝ち取るのは至難の業
・医学部を目指す生徒は最初から他大学受験を目指した方が早い
最後までお読みいただきありがとうございました。
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