越境してでも通わせたい!東京の人気・ブランド公立小学校②文京区、港区、千代田区

東京で人気の公立小学校

前回は中央区、豊島区、世田谷区で人気のある公立小学校をリサーチしました。

今回は文京区、港区、千代田区の3区を紹介します。

目次

文京区の人気公立小学校

中学受験率が最も高く、半数が私立中学に進学するという文京区。中でも名門公立小学校と呼ばれるのが3S1K。誠之小学校(S)、千駄木小学校(S)、昭和小学校(S)、窪町小学校(K)です。

これらの小学校は中学受験率が圧倒的に高く、中学受験を見据えて転居してくる家庭が非常に多いです。そのため児童数が増えすぎているという面もあります。

また、3S1Kの評判を聞きつけた中国人の急激な増加もニュースで取り上げられるほど懸念されています。

誠之小学校

東京大学に隣接し、明治の開校時から有力者、知識人の多いエリアでした。「誠之小学校→第六中学校→小石川高校→東京大学」がかつて地元のゴールデンルートと呼ばれるほど、昔から名門校として知られてきました。※小石川は中高一貫校となり、現在は高校からの入学はできません。

2024年に全ての工事が完了したばかりの新校舎も非常に魅力です。

児童数は増加し続け、現在文京区で最も多い約950名。誠之小学校の学区はブランド化しているので物件探しは大変かもしれません。

窪町小学校

茗荷谷駅からほど近くに位置し、2026年には創立100年を迎える伝統校です。近隣にはお茶の水や筑波の付属小学校があります。小学校受験経験者も多く、保護者の教育熱も中学受験率もピカイチとか。

2006年に完成した校舎は5階建てで、開放的なエントランス、壁のないオープン型の教室、メディアセンター、冬場は芝を敷くという屋根付きのプールなどの充実した設備も魅力です。

港区の人気公立小学校

「千代田区立番町小学校・港区立白金小学校・港区立青南小学校」の3校が公立御三家として名を馳せています。ここでは白金と青南の2校を紹介します。

青南小学校

青山小学校の児童が急激に増加したため1906年に創立され、当初から教育熱心な家庭が多かったようです。

先ほどの誠之小学校のように昔から進学率の高い学校として知られ、越境入学が絶えず、「青南小学校→青山中学校→日比谷高校→東大」がエリートコースとされていました。

白金小学校

創立150年を迎える伝統校です。白金台という土地柄、昔から富裕層の多い学校でした。現在は児童数が763名。この10年で200名も増加しました。

学年担任制、教科担任制、新入学時〜5月まで仮クラスとし担任が3日おきに交代するという新1年生プレクラスなどの取り組みを行っています。

千代田区の人気公立小学校

千代田区には現在8つの公立小学校があります。千代田区というと世帯年収の高さが港区に次ぐ第2位の区として知られますが、教育熱の高い保護者からは非常に人気が高く、最近は千代田区立九段中等教育学校の「千代田区民枠」での受験のために越してくる家庭もいます。

番町小学校

公立御三家の一つ、番町小学校。東京で最も古い1871年創立、歴代の天皇陛下、文部科学大臣、都知事なども訪れているというまさに特別な学校です。その圧倒的なブランド力からぜひ番町に通わせたい!と願う保護者は多いものの、学区のマンションは非常に高額。実際には中々通わせられないのが現実です。

麹町小学校

きれいな校舎、地域に開かれた床が稼働式の温水プールと恵まれた環境で、中学受験率も高い麹町小学校。番町小学校と共にかつては越境入学の絶えない学校でしたが、今は事情がなければ越境は認められず、番町小学校と同様都心の超一等地での物件探しは難航しそうです。

created by Rinker
朝日新聞出版
¥1,650 (2025/03/22 08:01:27時点 Amazon調べ-詳細)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元塾講師、学校職員。
子どもの小学校受験の経験から
知育やお受験について発信しています。

コメント

コメントする

目次