人気の公立小学校【東京23区編①】

今回は東京23区編①として、中央区、豊島区、世田谷区で人気のある公立小学校をリサーチしました。

ただし、ここで挙げるのはあくまでも公立小学校なので、学年や教師にによりバラツキがあり、私立並みの水準が保たれているわけではない点はご了承下さい。

中央区の人気公立小学校

晴海や勝どき等タワーマンションが乱立する中央区では、特認校制度という学校選択制を実施しています。令和7年度は城東、泰明、京橋築地、常盤、阪本の5つの小学校が特認校として募集が行われました。

久松小学校

久松小学校は、1873年(明治6年)に華族の久松定謨らによって創立されたという歴史を持つ学校で、今でも皇族方が節目の年の記念式典に出席されています。伝統を大切にする名門公立小学校でありながら可動式プールや屋上ビオトープなどの最新設備も兼ね備えた学校ということで人気も高く、特認校制度の対象校ではありませんが児童数は増加しています。小学校の敷地内に幼稚園があり、交流機会も多いそうです。

泰明小学校

一式8万円のアルマーニ制服で一時騒動となったことから全国に名が知られました。銀座の一等地にあり、東京都の歴史的建造物に指定された学校です。蔦の絡まる校舎、フランス貴族の館から輸入したという門扉などが特別な存在感を醸し出しています。

城東小学校

特認校制度の対象である城東小学校は、抽選倍率13倍を叩き出したこともある人気校です。

東京駅の八重洲口にある東京ミッドタウン八重洲の1〜4階に入居するということでメディアでもかなり取り上げられました。高層階にブルガリホテル東京があることから「ブルガリ小学校」なんて呼ばれたことも。それに加えて、特色ある教育にスクールバスも出ているという、まさに私立並みに整った環境から人気が殺到しました。

豊島区の人気公立小学校

「子どもと女性にやさしいまちづくり」を行う豊島区。共働き世帯が子育てしやすい街ランキング1位にも選ばれました。令和2年度の卒業生の進路状況によると、豊島区では私立中学への進学率は32%ということで、比較的多くの児童が中学受験をしていることが伺えます。

目白小学校

学習院大学のそばに位置し、高級住宅街目白という土地柄、昔から教育への熱が高い家庭が多いことで有名で、越境入学者が絶えない人気校です。

目白小学校は豊島区では断トツの中学受験率、ほぼ全員が中学受験をすると言われており、実際近年では7割ほどが私立国立中学に進学しているそうです。

池袋本町小学校

有名建築事務所が手掛けたスタイリッシュな校舎が特徴です。可動式の屋根と床を採用したプール、ステンドグラス、屋上庭園、太陽光パネル…公立小学校とは思えない設備を有しています。同じ敷地内に中学校があるので、中学受験せずにそのまま中学校に進学する児童も多いです。

世田谷区の人気公立小学校

東京都市大学附属小学校、聖ドミニコ学園小学校、和光小学校、成城学園初等学校、稲花小学校、東京学芸大学付属小学校など多数の私立国立小を有する世田谷区。環境が良く、子育て世帯に人気がある地域なので、どの学校も教育熱が高い保護者が多いです。

桜町小学校

著名人の高級別荘地であったエリアで、世田谷区の学習院と称される学校です。環境の良さから越境入学者も多い人気校です。教育熱心な家庭が多く中学受験率が高いことの他、琴や茶道など日本文化を知る学習が多いことも学校の特徴とのことです。

砧南小学校

東京で最も多い児童数・1108名(33学級)を誇るマンモス校です。世田谷区の中でも屈指の高級住宅街・岡本を学区に有し、昔からいわゆるお金持ちの多い学校として知られていました。同じ世田谷区の山野小学校も1000名を超えるマンモス校です。

おわりに

今回は中央区、豊島区、世田谷区の3区を取り上げました。

次の記事では港区、文京区、荒川区の3区を紹介しますので是非お楽しみに。