マイナス10の衝撃。横浜雙葉の2023偏差値

日能研が出した2023年最新版の横浜雙葉中学校の偏差値が、中学受験界のみならず小学校受験界にまで衝撃を与えました。

横浜雙葉といえば、雙葉の系列校であり、横浜女子御三家と呼ばれる名門校。

小学校受験でも志願倍率が5倍を超える人気校です。

横浜雙葉の偏差値

横浜雙葉中学校の2023年の偏差値は46でした。

過去の日能研のデータを調べると2012年の横浜雙葉中学校の偏差値は58。この10年で12ポイントも下がったのです。

横浜雙葉に何が起きたのでしょうか。




大学附属、共学人気

現在、偏差値58の座にいるのは中央大学附属横浜。

かつての横浜山手女子中学校で、偏差値は45程度でしたが、中央の附属化と共学化により偏差値が跳ね上がりました。

こういった共学の大学附属校人気のために、後塵を拝する結果になってしまったのではないかと考えられます。

横浜共立も横浜雙葉同様にこの10年で大きく偏差値を下げています。

黄金時代の附属校に対して、横浜のミッション女子校は暗黒時代なのかもしれません…。

発信力が必要

少子化により、私立中学校は生き残りをかけた群雄割拠の時代です。

優秀なコンサルによって学校経営が行われ、保護者の気持ちを惹きつける巧みな学校説明会があちこちで開催されています。

あまりにも巧みすぎて目の越えた保護者からは逆に興ざめするなんて声もあるそうですが。

また、今年度の中学入試ではカリタス女子の人気が回復したといいますが、カリタス女子は、インスタやFacebookで学校の日常を上手く発信しています。

伝統校は黙っていても優秀な生徒が集まっていたものですが、もうそんな時代ではないのでしょう。

今後の横浜雙葉の発信力に期待したいと思います。




今横浜雙葉に入るのはお得?

このように横浜雙葉に何が起きたのかというわけではなく、外的要因によって偏差値が下がったものと考えられます。

悩めるママ

偏差値が下がったから受験を控えようかしら…

と思われるかもしれませんが、123年もの間脈々と培われてきた横浜雙葉の伝統ある教育や品性のある学校文化は変わらずあり続けています。

私が受験を考えている親だったら

すみれママ

今がお買い得だわ♪

と喜んで受験するかもしれません。

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この記事を書いた人

元塾講師、学校職員。
子どもの小学校受験の経験から
知育やお受験について発信しています。

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