サレジアン国際学園目黒星美学園小学校の第2回学校説明会にzoomで参加しました。
目黒星美学園小学校では、来校型の説明会とオンライン説明会を選択することができます。
校内を見学したいんだけど、うちは下の子がいて平日は出かけられないからオンライン説明にしたよ
コロナが終息し多くの学校がオンラインから従来の来校型に戻しつつありますが、このように選択できるのはとてもありがたいです。
説明会では教育の根幹、行事の様子、国際教育などのお話がありました。
教育の根幹
まず、校長先生であるシスターが登壇されました。
シスターなので、修道服です。
修道女が減る中で、シスターが校長先生の役職を務められていらっしゃるのは大変貴重で、同校の宗教色の強さがうかがえます。
お話の中で、「今年度から校名は変わりましたが心の教育を第一とし、品性を備えた明るく誠実な児童の育成のため愛をもって生徒を教育する。これは変わることがない」とおっしゃっていました。
合宿を通した教育
また目黒星美学園小学校では合宿を大切にしていて、6年間で7回の合宿を行っています。
合宿中はグループ活動やそれぞれ役割を持って活動を行い、実りの多い合宿にしているとのこと。
なお合宿中の食事のアレルギー対応については、除去食を提供したり、持ち込みをしたりするので安心してくださいというお話もありました。
目黒星美の国際教育
改革のきっかけ
まず、目黒星美学園小学校の改革というのは、中高の改革と連動して行ったものだということです。
2019年サレジアンシスターズの総長が来日し、目黒星美や星美学園を訪問された際に、世界中にあるサレジアンシスターズの学校が共学化していることについてのお話があった。それが共学化するきっかけであったのだそうです。
今の英語では足りない
そして中学には本科コースとインターナショナルクラスを設け、英語に力を入れるようにしました。
小学校からは本科コースだけでなくインタークラスにも進学できます。本科はもちろん、インタークラスでも臆することなく、スムーズに進学できるようにするためには、今の英語では足りないと考えて英語学習強化を行ったということでした。
英語の学習強化
具体的にこのような学習強化を行っているそうです。
- 朝学習:毎朝10分間英語を学習する(担任がオンライン教材を使い、英語授業の基礎を固める)
- 国際交流プログラム:日本語を学習しているオーストラリアのカトリック校を訪問し、お互いに学び合う
- オンライン英会話レッスン:2年生以上が対象で家庭で行う
- TGG(東京グローバルゲートウェイ)今後訪問予定
日々の英語授業では、「英語を勉強させられているんだ」と思わせるのではなく、信頼関係の中にある英語教育を行っているということでした。
英語の朗読劇、英語の朝礼など興味深いお話もありました。
さいごに
飛躍的に英語力が伸びるものや見栄えするものではないけれど、目黒星美の教育目標は変わらず「品性を備えた明るく誠実な児童の育成」。ここを目指しているので、心を養い言語力を鍛えることが本校の国際教育である、とおっしゃっていたのが印象的でした。
イマドキの共学化・国際系のブームに乗っかったように見えましたが、謙虚さと変わらぬ姿勢を持ち続けていることに好感を抱きました。
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